能登半島ぐるっと紀行「家族のふれあいと絆を深める」
FOLK VISION TRAVEL
FOLK 120周年企画
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能登半島ぐるっと紀行「家族のふれあいと絆を深める」
生産管理部 門井
世界農業遺産登録の棚田「白米千枚田」の眺望日本海に大きく突き出した能登半島は一周すると約300kmにもなるそうです。人口は減少しており20万人ほどですが、民族行事がひしめき合い、古くからの伝承が色濃く残る魅力的な地域です。私たち家族は、2泊3日のバスツアーで自然の美しさと新鮮な能登の食材を求め能登半島をぐるっと廻ってきました。千枚田は、小さな段々畑に1004枚の棚田を作り、米作りをしています。日本人の勤勉さのすごさを改めて感じました。
日本海の荒海で遊覧船欠航、だけど・・・二日目は、能登金剛で遊覧船に乗る予定でしたが、波が高く欠航になりました。写真の左下が船着場ですが近寄ることもできませんでした。北海道知床遊覧船沈没事故を思い出し、「安全第一」を再認識させられました。
荒波が岩にぶつかることでできる「波の花」という、本来冬でなければ現れない現象が見られました。一方、見附島(別名:軍艦島)のある富山湾では静かな海で心も和みました。
奥能登塩田村の揚げ浜塩田式製塩を学ぶ能登では江戸時代以前より続く伝統ある塩づくりの歴史を継承するために「塩田村」ができたそうです。「揚げ浜塩田式製造法」は塩田まで桶(72リットル)を担ぎ海水を砂に振りまき「太陽と風の力」で乾燥させ、塩分を含んだ砂を集めて、平釜で海水と一緒に煮詰めて塩を作る大変厳しい仕事です。この製法は日本でここ一箇所のため、有名なテレビ番組の取材では写真の方が出演されたと自慢しておられました。
「輪島朝市」の存続させる理由の一つは、過疎化による一人暮らしのお年寄りのコミュニケーションと安否確認も兼ねているとのこと。コミュニケーションを大切にしているので、観光客も積極的に話かけたり、値切り交渉による会話を楽しんで欲しいそうです。
夫婦での今回の旅行は、のどくろやカニの美味しい料理をゆっくりおしゃべりしながら楽しめたことや美しい風景を共有できたこと。また、バスの添乗員さんや運転手さんの接客力やアクシデントでの機敏な対応で思い出に残る楽しい旅行ができました。