広島の2つの世界遺産を巡り、真の価値を体感する
FOLK VISION TRAVEL
FOLK 120周年企画
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広島の2つの世界遺産を巡り、真の価値を体感する
管理部 岡添
広島の現地の方からの情報収集広島と言えば広島焼と思い入ったお店。鉄板の前のカウンター席に座り、店主の方とお話をしながら食事をしました。店主の方は毛利氏から続く広島の歴史、観光名所についての豆知識、広島出身の有名人の故郷の話、広島の日本酒の特徴など、たくさんの興味あるお話をしてくださいました。よくよく聞くと「ひろしま観光大使」の認定を受け活動していい方とのこと。地元の広島が好きで、広島の魅力を伝えたくて活動している情熱的な方との出会いでした。
世界遺産訪問① ~原爆ドーム~前日のひろしま観光大使の方から「原爆ドームはももと商工会館のような建物で、そこでバームクーヘンを焼いたりしてたんですよ」と聞き訪問したのですが、この建物の直上で爆発した原子爆弾により、一瞬にして平和的な景色が地獄絵図のような景色に一変したことを思うと、自然に涙があふれてきました。この建物や平和記念資料館を守り、人類の過ちを後世の人に伝えていくことを決意している広島の方々の気持ちには、頭が下がる気持ちでした。
世界遺産訪問② ~厳島神社~宮島全体を神の島と考え、島(=神)を傷つけないために海上に神殿を設けたとされる厳島神社。訪れた時間は干潮で大鳥居の近くまで行くことができました。大鳥居は地面に埋まってはおらず鳥居自体の重さでその場にとどまっていると聞き驚きました。海上の神殿や大鳥居、維持することが大変な建物を1000年を超えて守り続けたのは、宮島の神様を大切に思い敬う気持ちが広島の人々に引き継がれ、心の奥底に刻まれているからだと感服しました。
宮島から足を延ばし、岩国の錦帯橋も訪れました。1600年代に架けられた木組みの橋を現在でも鉄骨を使わず木組みの工法にこだわり維持していると聞き、木組みであることこそが価値の源泉だと思いました。
原爆ドーム・厳島神社・錦帯橋・そして広島が好きな地元の人々に触れ、価値の源泉はそこに関わる広島の方々の気持ちにこそあると感じました。我々も関わるみんなの熱い想いが詰まった商品を届けることこそが価値の源泉になる、と気づいた旅でした。