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ドクターインタビュー

DOCTOR INTERVIEW

呼吸器外科医|中山治彦先生

ベテランも駆け出しも、異職種も
チームが一丸となり、患者さんにとって最善の治療を提供する

安全・確実はもとより、“ 癒し ” をも提供できる良質な手術を目指す

僕が一貫して掲げている手術のモットーは「安全・確実」。これは至極、当たり前のことですがそう簡単なことではない。だからこそ、ベテランと言われる域になった今でも、変わらず意識しています。僕の専門は呼吸器外科ですが、ほとんどが肺がんの手術です。その際、出血は最小限に抑えてきれいな術野を確保し、解剖・構造物を正確に把握する。そのうえで、切除すべきものは完全に切除し、温存すべきものは損傷することなく残す。そうすることで根治性が保たれた手術を安全に行うことができます。

「治癒」という言葉は、病を “ 治し ”、患者を “ 癒す ” という意味だと僕は捉えているので、「手術を受けてよかった」と患者さんに思われるような手術を常に行いたいですね。

チーム医療を深化することでより良い医療を追究し続けたい

今どこの病院でもチーム医療が行われていますが、当院の呼吸器外科はその先頭を走っていると自負しています。たとえば、安全で確実な手術をスムースに行うため、手術当日の朝、メンバー が全員集まって、その日行われる手術の手順・注意点、術後管理のポイントなどについて打ち合わせします。僕がここに来た 1999 年は、僕を含め 3人の医師しかいませんでした。

今後、肺がん患者は増えていくだろうと言われていた時代に、個々人がばらばらではまっとうな診療はできないと考え、当時はまだどこの診療科も導入していなかったチーム医療を始めたのです。今ではさらに一歩踏み込み、異なった領域の専門職が集まりチーム医療を行う多職種チーム医療にも取り組んでいます。外科医だけでなく看護師、薬剤師、放射線技師、栄養士、理学療法士、ソーシャルワーカーらが専門知識を持ち寄り、より良質な医療の提供を目指しています。これからも積極的に展開していきたいですね。

還暦祝いは“赤いスクラブ”
新ユニフォームで気持ちも新たに

院内では、術衣を着ていることがほとんど。スクラブは僕にとってユニフォームのようなものです。袖を通すことで背筋が伸び、そして一方で気持ちが落ち着く。

去年の11月に還暦を迎えたのですが、その時には『中山先生の赤い術衣を祝う会』と銘を打った集まりを、かつての教え子・仲間たちが開いてくれました。日本全国から50名ほどの医師が参加し祝ってくれました。その時、赤いちゃんちゃんこなぞ絶対に着ないぞと難色を示したら、赤いスクラブを贈ってくれました(笑)。ちゃんちゃんこより断然オシャレで、大変気に入っています。若い頃から、「熟慮・断行・反省」を座右の銘としていますが、60歳を超えた今、このスタンスを加速させる気持ちで邁進していきます。

医師プロフィール

呼吸器外科医|中山治彦先生

Doctor Haruhiko Nakayama
神奈川県立がんセンター副院長

1956年神奈川県横須賀市生まれ。1987年から1990年まで国立がんセンター中央病院呼吸器外科レジデント、1993年から同スタッフとして手術の腕を磨く。1999年に神奈川県立がんセンター呼吸器外科部長に就任。通算2500例以上の肺がんの手術経験がある。がんの根治と術後の QOL を重視し、人を癒すことも常に心掛け診療にあたっている。現在は、院内での多職種医療の推進にも力を注ぐ。

横浜神奈川県立がんセンター

神奈川県横浜市旭区中尾二丁目3番2号

045-520-2222

昭和38年、神奈川県立成人病センターとして発足。昭和61 年に神奈川県立がんセンターと改編し、悪性腫瘍の診断や進行がんの集学的治療を開始。平成12年、さらなる専門性を目指して ICU病棟、無菌病棟、緩和ケア対応病棟の整備と診療科の再編を行い、平成14 年からは緩和ケアを本格実施。平成22年、地方独立行政法人へ移行。平成25年新病院棟で診療開始。平成27年がん専門病院に併設される施設としては、世界初となる重粒子線治療施設で診療開始。

横浜神奈川県立がんセンター

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