三浦市立病院
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公立病院の中にも溶け込めたカラースクラブ。
はじめに一般的な白衣と比べての安価なスクラブに魅力を感じた。
地方公営企業法が適用となり、公立病院である公益性を求めつつ、経済性を両立させるという難しい状況の中、一般的な白衣と比べての安価なスクラブに魅力を感じた。
また8時間(以上)の労働の中で着用時の快適性や、頻繁に洗濯をしなくてはならないという耐久面からもフォークのスクラブを導入することに。
公立病院という環境的上、従来の「白衣」ではない、『カラースクラブを着用している事を患者さんが変に思ってしまうかも』という事務方の心配もあり、導入にあたっては病院のエントランスにボディを用意して「○○から看護師のユニフォームが変わります」などアナウンスをするなど工夫をした。
しかし、結果としては抵抗は何一つなくカラースクラブは環境に溶け込んだそうです。
(近隣の横須賀でもカラースクラブの採用は増えてきた。)
採用は投票で「ワイン」と「ネイビー」に決定。
男性看護師も多い環境なので、男女兼用モデルのPANTONEカラースクラブが選ばれ、『高齢の患者さんにも安心していただける色を』と、20色のカラー展開がある、PANTONEカラースクラブから人気投票で「ワイン」と「ネイビー」が選ばれました。
男性も女性もその日の気分や好みでどちらかの色を選び着用しています。
公立という環境の中でも変わってきた、ユニフォームスタイル。
「カラー学で言えば『白』は圧迫感のある色でしょ?恐い印象とかあるわけで」と、佐藤看護部長。
「オペ室などでも古くからグリーンが目に優しい色だという事で使われていますよ」と続けて下さいました。
また「白衣の天使」などのイメージもありますが、シンボリックなナースキャップも(衛生面からも)着けることもなくなってきた時代、「色」が患者様に与える影響を考慮して環境を整えているそうです。
今後は「白」は導入せず、(一部式典のみ白を着る予定はあるが)色のスクラブを採用して行くつもりだという。