医療法人社団聖仁会 我孫子聖仁会病院
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「院内が明るくなった」といわれるユニフォーム選びの秘訣とは
安全で質の高い医療を実践スポーツ専門外来も開設
我孫子聖仁会病院(千葉県我孫子市)は「安全で質の高い医療の実践」「患者さんの権利と尊厳を最優先した医療の実践」「地域に貢献する医療の実践」を基本方針とし、地域密着型の医療サービスを提供しています。168床の病床数で診療科は内科や外科、婦人科など19の診療科を標榜しています。2021年7月からはスポーツ専門外来を開設、スポーツ愛好家や選手のサポートを行っています。看護部長の松宮さんは「我孫子市は高齢化率が3割を超え、高齢化の波がきています。だからこそ診断から治療まで患者さん一人ひとりのニーズに応えるきめ細かなケアを目指しています」と話します。
5年に1度の更新、決め手は明るいカラー
同院のスタッフのユニフォームの更新は5年に1回。前回は白一色のユニフォームでしたが「病院の中がさらに明るい雰囲気になるようなユニフォームをと、考えながら選びました」(松宮さん)。
新しいスクラブのカラーはピンクで肩部分のネイビーラインがアクセントになっています。華やかなピンクのスクラブに対し、パンツは落ち着いたネイビーでコントラストが映えます。ネイビーのパンツは全職種共通で統一感も出しています。試着の時は、かなり明るいカラーにスタッフから「照れくさい」という声も上がりましたが、1カ月もすると皆すっかり慣れた様子に変わったそうです。
松宮さんは「何よりパステルカラーのウエアを着たスタッフが病院内を行き来することで、院内全体が生き生きと見えるようになりました。院内の照明をLEDに変えて明るくなりましたが、新しいウエアで顔色がさらに明るくなった気がします」と話します。
もう1つユニフォームに求められるのが動きやすさなどの機能性です。以前のユニフォームは首回りが締まっていたため、入浴介助の場面など首にタオルをまいて行う作業の時に、前ボタンをはずして作業をするスタッフもいたといいます。新しいユニフォームは首回りがゆったりしているため、タオルを入れても十分に動きやすいそうです。
ゆったりしたデザインなので、オムツ交換など体全体を使う作業にもストレスがかかりません。
受付のユニフォームもスクラブ+パンツで動きやすさ重視
患者さんをはじめ外の人の評価はどうでしょうか。松宮さんは「おかげさまで周りの方からは『明るさや親しみやすさがありますね』と好評です」と話します。
我孫子聖仁会病院では看護師がウエアを更新するタイミングで、受付の総務課の職員の制服もスクラブに変えました。以前はベストとブラウス、そしてスカートといかにも事務服という組み合わせだったので大きな変化です。
患者さんの気持ちを明るくするユニフォームで、病院はこれからも地域住民の健康を守り続けます。
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