伝統の祭りに触れ、価値の本質を考える
FOLK VISION TRAVEL
FOLK 120周年企画
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伝統の祭りに触れ、価値の本質を考える
管理部 久慈
見る何十年かぶりでねぶたの時期に青森に帰省した。今回はねぷた、ねぶた、立佞武多を見て回る。観光客気分だ。いや、もはや観光客なのだろう。ねぶたの有料観覧席はなんと「100万円」席が完売。昔に比べ大型化し仕掛けもついたねぷた。いつのまにか電線がなくなり大きくなったねぶた。平成に復活し今年新作を加えた立佞武多それぞれに魅力がある、しかし2時間程度の観覧に100万円とは!!
聴くねぷた、ねぶた、立佞武多はそれぞれに囃子や掛け声が異なる。やはり一番なじみのあるねぶたの囃子を聴くと興奮する。太鼓や囃子方もライトアップされ祭りを盛り上げる。
参加するねぶたは一般参加が認められており観光客でも跳ねる(踊る)ことが出来る。もちろんねぶたの衣装に身を包んでだが。体が軽ければ参加したいところだが、膝を壊してしまうので今回は沿道での観賞で我慢。
沿道で見れば「タダ」で見ることが出来る。一方「100万円」の席でゆっくり見ることもできる。見ているものは一緒。どうやって見ても一緒。聴こえてくる囃子も一緒。うーん・・・。結果として楽しめればいいのかな。SDGsが叫ばれ、CSRが注目され、そのコストをCSVで回収しているのが今の「ねぶた」なのだろう。